地方から東京に戻る高速バスの車窓を眺めていると、山のところどころに紫の花が。桜の季節が終わったかと思えば、藤の季節が到来ですね。
東京で藤といえば亀戸天神の藤まつりが有名です。東京のなかでも比較的のんびりした空気が流れている亀戸は私の好きなエリアの1つ。
ということで亀戸天神の藤まつりと、あわせて立ち寄りたい周辺のおすすめスポットを紹介したいと思います。
「亀戸天神」の藤まつりって?

JR総武線の亀戸駅から10〜15分ほど歩いたところにある亀戸天神。
菅原道真を祀っていて、学問の神様として親しまれているそうです。3月の受験シーズンに訪れたときは受験生が描いた絵馬がたくさん。(ちなみに3月は梅の花を見に行きました。この時期の亀戸天神もおすすめです)。
境内は広く、大きな池があって、その周りに藤棚が広がっています。
毎年4月の藤の盛りの時期は「藤まつり」が開催。美しい藤を見るために多くの人が訪れます。2025年の藤まつりの期間は2025年4月5日(土)~4月30日(水)です。
池には橋もかかっていてそこを歩きながら藤を眺めるのはとってもいい気分。ちなみにこの池、亀がたくさん住んでいます。それを見るのも楽しいです。また境内には、露店も出ていますよ。
写真は2024年4月下旬に訪れた際。散り際ですが、それはそれで綺麗でした。

スカイツリーと藤の組み合わせもなかなかです。
休憩するなら「船橋屋」

亀戸天神を出てすぐのところにあるのが、くず餅で有名な船橋屋さん。
デパ地下にも出店していますが、この亀戸天神前のお店が本店。なんと創業220年なんだとか!
ちなみにお店の前にも藤棚がかかっていてとても素敵な佇まい。喫茶スペースは広く、落ち着いたつくりで、ゆったりと甘味を楽しめます。
食べるべきはやっぱり、元祖くず餅。くず餅ならではの独特な食感ってたまに食べたくなりますよね。美味しいです。けっこうしっかり量がありました(写真は3月に伺ったとき。同行者は白玉しるこをいただいていました)。
テイクアウトでくず餅をお土産に買うこともできますよ。
お腹が減ったのなら「亀戸餃子」

藤を見た後、お腹が減ったのなら、亀戸駅の方に戻って、ぜひ亀戸餃子に行ってみてください。わたし、このお店が大好きです。
アクセスは下記の公式サイトを参照のこと。亀戸駅から徒歩1分です。
https://www.kameido-gyouza.co.jp/shop-head.html
人気店なので行列ができていることもありますが、回転が速いのでさほど待たずに入店できることが多い印象です。11時〜20時(ラストオーダーは19時30分)まで通し営業でアイドルタイムがなくいつでも入れるのもありがたいところ(ただし火曜日は定休)。

この店はなんと、メニューが餃子のみ! だから席に着くと、注文をせずとも、自動で餃子が出てきます(笑)。1皿5個で300円。食べ終わりそうになると、店員さんが追加注文するかどうかを聞いてくれます。これがわんこそばみたいで楽しい!
ここの餃子は、なんか、飲める(笑)。飲めるはちょっと大袈裟かもですが、皮が柔らかくて、するすると食べてしまえるのですよね。からしをつけて食べるのもここならではですが、美味しい! 私は4皿くらい食べますね。
カウンターで昼間から餃子とビールで1杯やっている人もいれば家族づれもいます。昭和感あふれるお店の雰囲気がとても素敵です。
お店の人たちもキビキビと働いていて、行くと気分が良くなるお店でもあります。
駅の反対側に足を伸ばして「佐野みそ」でお土産を
もう少し散策したいなと思うのであれば、ぜひ「佐野みそ」にも立ち寄ってみてください。亀戸駅の北口を出てから亀戸天神とは反対側に向かう大通りを3分ほど歩いた場所にあります。
アクセスはこちらの公式サイトをご確認ください。
https://sanomiso.com/store/kameido-main-store/
ここは名前の通りお味噌屋さんです。お店に入ると、大きな桶に入ったたくさんの種類の味噌がお出迎えしてくれます。味の案内が丁寧にされているので、自分好みの味噌を見つけるのが楽しいのですよね。味噌の飲み比べコーナーもあって、100円で3種類の味噌を小さなカップで出汁に溶いて味見することもできます。
私はここで買った味噌が美味しすぎて、その味噌がある時期は毎日味噌汁を飲むのが幸せでした…。
店内には味苑というイートインスペースもあり、味噌汁をメインとしたセットを楽しむことができます。ちなみに少し前にYouTubeのよにのちゃんねるでメンバーたちが訪れて食事をしていました。
そのせいか2025年3月に行ったときは、若い女性でイートインコーナーが賑わっていましたよ。
まとめ
下町情緒あふれる亀戸は、のんびりできるエリアです。ぜひ楽しんで散策してみてください。