【日々雑感】四十前にして人生が定まらない

人生をうまく回そうといろいろな方法を試している。

ある時期は、TO DOリストを100個ほど紙に書いてやる気になったものから取り組んでみる。取り組んだらリストの項目に線を引いて消すという方法。

またある時期は、夜に今日できたことを振り返って書き出してみる。最低10個ぐらいは書いて自分を褒めるようにしてみる。「体重ちゃんと測った!」とかそんなことでもいいから。これは自己肯定感を高めて積み上げているという感覚を持つ方法。

ちなみに昨日からは、前日にやることを10個だけ決めておいてとにかくそれをやるという方法をとっている。終わったら後は好きにしていい、というルール。やることを絞ることでストレスを減らしてやるべきことを着実にこなしていこうというスタイル。

ほかには、紙を十字に区切って、「急ぎか急ぎでないか」「重要度は高いか低いか」でTO DOを管理する方法。これも優先順位をつけるスタイル。

どれも定着しない。が、忘れた頃に「あ、またあの方法でやろう」と戻ってくる。
だいたいこの4つくらいの手法を回しながら、スケジュールを乗り越えようとしている。
1つに定着しないのが私らしいよなぁ。

いま沢木耕太郎の「天路の旅人」を読んでいる。第二次世界大戦末期に、中国大陸のお口まで密偵として潜入した西川一三さんという人の評伝だ。

西川さんは戦後は盛岡で美容室や理容室相手に消耗品を卸す店を経営していたという。
まだ序盤を読んでいるところなのだが、取材の申し込みの電話をする著者に対して、70代後半の西川さんがこう答える。

「私には休みというのがないんです。元日だけは休みますけど、一年三百六十四日は働く。だから、誰かのために特別に休んだり、時間を取るというわけにはいかないんです。毎日、午前九時から午後五時までは仕事をします。それでよければ、いつでもかまいません」

こういう人ってかっこいいよなぁ。でも、私はこうはならないんだろうなぁ。一生ぶれ続けて生きていくんだろうと思う。

本日のルールに則して、10個のやることノルマが終わったので、18時前だけれど自宅で晩酌(ノンアル)を始めてみた。おつまみは、湖池屋スコーンのバーベキュー味。窓から夕陽が入っていい感じ。明るいうちから晩酌できることの幸福感っていちばんすごいかもしれない。

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